ワカモノ思想

ワカモノ達が一つのテーマについてあれこれ書きます

食事と記憶

はじめまして、そんとぷと申します。単位が湾に沈んでいる某大学の外国語学部で単位回収に追われる日々を送っています。


最近コンビニの棚に様々なチョコミント商品が陳列されている。今まで全く気が付かなかった。今年だけなのかと思ったらそうでもない様子。チョコミントってこんなに幅を利かせている食べ物なのか…。私の中でのチョコミントのイメージは、ごく一部の人が好む変わり種という感じだった。だからコンビニに行くたびにチョコミント勢力の大きさにびっくりしている。

こんな言いようだとチョコミン党の方々から叱られるかもしれないが、私もチョコミン党である。ただしそれを自覚したのはつい最近で、それまではチョコミントに対する興味も全くなかった。なぜ急にチョコミントにはまったかというと自分の中でとてもスッキリした出来事があったからだ(チョコミントだけに)。


小学校3~4年生くらいのある休日、家族でイオンモールに出かけた(有名な話だが田舎民にとってイオンモールはお出かけの定番スポットだ)。3時くらいにおやつとしてサーティワンアイスクリームを親が買ってくれた。その時私が頼んだフレーバーは青いような緑のような色の謎のアイスだった。私は変な味だけど口の中がスースーして面白いな〜と思っていた。

それ以降そのアイスを食べることもなく私は大学2年生になった。空きコマにダラダラと予習をしていた友達と私は気分転換としてコンビニにおやつを買いに行った。そこで友達が買ったのがチョコミントアイス。それにつられた私もチョコミントはどんな味なのかと思い買ってみた。一口食べてみて衝撃を受けた。

あの時のあいつと同じ味だ…!!

10年くらい前のちょっとした引っかかりが解けた瞬間だった。なるほどあれはチョコミントという食べ物だったのか。それ以来チョコミントを見かけるとつい買ってしまうようになった。もちろん味が好きというのもあるが、チョコミント、特にチョコミントアイスを食べていると当時の記憶がちょっとだけ思い出されるからだ。そんなこんなで私は急激にチョコミントにはまりだした。


感覚と記憶はリンクしている。音楽を聴いたり景色を見たりするだけで記憶が蘇ることがある。私の場合チョコミントがそれなのだ。家族でお出かけなんてもうほとんどしないし出来ない年齢になってしまった。でもチョコミントアイスを食べている間だけは、家族でお出かけした楽しさも味わえる気がする。

味覚は五感の中でも記憶と繋がりやすいのではないかと思う。食事は家族や友達など自分と関係の深い人とすることが多く、印象に残りやすいからだ。味噌汁はおふくろの味と言われるように以前に食べたものを再び食べると当時の思い出を思い出させてくれる。もちろん良い思い出ばかりではないと思う。しかし私たちは食べ物によって思い出を辿ることができる。


…何が言いたいのかよく分からなくなってしまった。要はチョコミントはいいぞ、皆チョコミント食べようということである。